Cases
Scenes

関係人口をつくりツーリズムを活性化する。

観光協会職員
わたしたちの街の魅力は、何と言っても「人」なんです。
同じようなビジョンを持った若手を中心に街全体をひとつの滞在空間に見立て回遊を楽しんでもらっています。
中東からご家族でいらっしゃったお客さまが、異文化で不慣れな日本にも関わらず、街の一員のように溶け込んでいました。
NOMADOを通してお互いの信頼関係が事前にできていたため滞在時間も増え、来年の来訪も誓ってくれました。
アラブのファミリー旅行者
わたしたちは旅をする時、自分たちだけしか体験できないような深い感動に満ちた経験をしたいと思っています。
日本を訪れるのは初めてで正直、食事や家族のケアなど不安に感じている部分が多々ありました。
ですが、来日前のNOMADO体験によって、街の方々とお互いのことをファーストネームで呼び会える仲になり、私達の悩みも打ち解けて話すこができました。地球上に、もうひとつ故郷を見つけた感覚です。これからは場所ではなく、人で旅行先を選びたいですね。

ダイバーシティな街づくりに活かす。

自治体の街づくり担当課
わたしたちの街は例年多くの留学生が在籍し、人口の約1%を占める一方で、卒業後の定住率が低いことが課題でした。徐々に状況変わっていったのは、留学前の学生と地域住民をNOMADOでつなぎ、ワークショップを日常的に開催するようになってからです。市民は、まるでホストファミリーになったかのような感覚で彼らの来日を心待ちにしてくれていますし、留学生にとっても日本社会に受け入れられているという感覚につながっています。
中国人留学生
東京や大阪といった大都市ではなくて地方の街を留学先に選んだのは、海外の留学生が多く国際色が豊かなことと、地域との距離が近いことが理由です。NOMADOを通して事前に地元の人々と事前に交流することで、お互いの趣味や国の文化について相互理解を深めることができました。「自分は歓迎されているんだ」と思え、日本に留学することへの不安がワクワクへと変わっていっています。いまは日本に行ける日が楽しみでしょうがないです。

伝統工芸をサスティナブルに。

日本人会社員女性
友達に誘われて初めて陶器市に行った時、NOMADOで作家の方と交流できるのを見つけて、何の気なしに参加してみたんです。
実は今まで食器にはこだわりがなく、安いものを買っては買い換えていました。しかし、産地や作り手による作品の違いを学び、一気に一つ一つの作品の違いに興味が沸いてくるようになったんです。陶器市で直接交流した作家のカップを購入しました。長く使い続けたいですし、また機会があれば別の作品を購入してみようと考えています。
波佐見焼の陶芸作家
今回のNOMADO体験は、お客様の希望や感想を直接聞くことができる貴重な機会になりました。
窯元の製作工程や思いを知った上で、応援の気持ちと一緒に作品を購入してくださる方もいて、作り手と使い手が顔の見える関係を作ることができている実感があり励みになりました。作り手の腕ひとつで出来栄えが変わる。そんな熟練の技を知ってもらい、私たちの商品に信頼や愛着を持ち継続的に購入してくれるファンをNOMADOで創出していけると思います。